親子で行く!子連れ台湾旅記録 後編
とうとう帰国の日ですね。
恐怖の後編です。笑
帰りの飛行機が14:30発だったので、これはもう早めに空港に行き、お土産買ってお茶したりして過ごそうということにしました。
台湾は飲食店は大抵なんでも持ち帰りができるので、朝ごはんは近所で買ったものを食べ、10時頃にはチェックアウト、惜しみつつ部屋をあとに。
楽しかったな〜などと思いつつ、桃園空港の第2ターミナルは人気店がいくつかあるのでそちらに思いを馳せてました。
しかししかし…
空港の駅に着いたところ…
なんと夫が貧血で気を失いました…
倒れた夫を見て子どもたちは呆然、私は慌てて助けを呼んでいたところ、空港だったこともあってスタッフが多かったため、すぐにトランシーバー(?)をもった男性が駆けつけてくれました。私は夫に夢中で声かけしていたので気がつきませんでしたが、駆けつけてくると同時に空港の救急スタッフを呼んでくださり、目が覚め体が起き上がった頃、担架とともに救急スタッフも到着しました。
新しい、桃園空港に続く路線を東京のようにしたいとのことで、スタッフや設備が整っていたのが幸いしたようです。
駅の上階にある空港の救急センターまで、担架に乗った夫とスタッフに、子どもたちとスーツケースとともに必死について行きました。(私たちをもちろん気にかけてくれました)
そこで点滴を受け、倒れた時の状況や症状や常用薬の説明をし、結果飛行機内でまたなにかあると困るので、救急車で救急病院に移送されることになりました。
ここが空港の駅でよかったことのもう一つに、英語が通じたことがあります。基本的に台湾では英語が通じません。若い人が多少話せるくらい、という状況です。
私もさほど話せないのですが、簡単な内容か、あとはアプリで入れてた英和事典が役に立ちました。中国語は本当にさっぱりわからないので。
ここで一度救急代清算もし、なんと、うまれて初めての救急車に、台湾で乗ることになりました。なかなか荒い運転だったことをよく覚えています。 笑 夫に意識が戻ったあとだったので、多少私も気分が落ち着いて周りが見えたのでしょうか…。
桃園救急病院について、X線やCTなど検査をし、異常は見つからなかったので本当にホッとしました。
しかし、ここからがまた大変だったんですね。
飛行機はもう乗れないことは確定です。私たちは個人旅行だったので、この日泊まるホテルと帰りの飛行機を手配しないといけなかったのです!持っているスマホのsimはインターネットのみで通話はできず。しかしインターネットの台湾の旅行サイト、例えばHISを見ても、中国語でさっぱり読めず…!
ここで公衆電話を利用することにしたのですが、台湾の公衆電話には、ガイドブックでも見かけなかったので知らなかったのですが、Foreign information という番号が案内としてありました。かけると日本語担当の方につないでもらえて、HIS台湾の番号を案内してもらえました!おかげでホテルと翌日の飛行機ちょうど4人分ギリギリとれまして、帰路の確保ができたのです!ひたすら時間を約束してはこちらから電話をかける繰り返しでしたが、担当してくれた方には本当に感謝です。
この間なんだかずっと現実感がなく、しかしやはりこれは現実に起こっていて、遊びたい子どもたちの相手をしながら、病院近くのコンビニでごはんを食べさせながら、日本がとても遠く感じていたのですが…帰路が確保できたことでやっと状況を受け入れることができたように思います。
さらっと文字にしていますが、この一日、ふとガックリ疲れが出てきたり、悲しくなったり、イライラしたり、退院した後からは、またいつ倒れるんじゃないかとずっと動悸がしていたり、辛い一日でした。でも子どもたちが意外といつもどおりに過ごしてくれていたことは励みになったりしました。
夜中も突然の雷雨で、天気でまた帰れなかったらどうしよう…と思ったり、夫はちゃんと寝ているのか…
気持ちがホッとしたのは、飛行機が離陸して映画を見始めたくらいからでしょうか。
それまでずっと倒れる瞬間がフラッシュバックしていたのに、離陸した途端その記憶がどんどん薄らいできたんですね。
人間の脳はよくできてるなと感心しました。
帰りの窓からの台湾の風景です。